ろうきんiDeCo(個人型年金プラン)の運用商品ラインナップは、定期預金と投資信託からなります。定期預金で運用する際の特徴や、投資信託を構成するさまざまな金融商品の特徴を理解したうえで、ご自身に合った運用商品を選択しましょう。
もっと知っておこう!資産運用のこと
運用商品について知ろう
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運用商品について知ろう|その1.
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商品ごとにリターンとリスクは異なる
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金融商品の性格でリスクとリターンの大きさをイメージしてみましょう。一般的に債券よりも株式が、国内よりも外国の方がリスクとリターンが大きいといわれています。
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運用商品について知ろう|その2.
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元本確保型商品(定期預金)
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満期を迎えるたびに着実に利息がつく安全性の高さが特徴
元本確保型商品とは、あらかじめ定められた満期があり、満期時に元本と利息を受取ることができる商品です。原則、元本が保証される運用商品であり、預入れた資産に所定の利息が上乗せされます。代表的な商品に定期預金があります。
掛金を拠出する都度、定期預金へ預入します
- 定期預金は金利の見直しが行われるため、預入日によって適用金利が異なります。満期を迎えると元本+利息を新たな元本として自動継続し、再預入日の金利が適用されます。
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運用商品について知ろう|その3.
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株式
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株式は、企業の業績や需要と供給などにより価格が変動します 株式は、企業が資金を集めるときに発行する証券のことで、景気や金利の影響を受けやすいものです。一般的に、景気が回復すると株価は上がり、景気が後退すると株価は下がります。
株価と需給の関係
株価は「企業の業績」と「需要と供給」で大きく変動
- 企業の業績が好調であれば、その分株主への分配が増え、企業価値も上昇すると期待されるため、一般的に株価は上がります。
- 株価はモノやサービスの値段のように「需要と供給」で決まります。株式を買いたい人が売りたい人よりも多いと株価は上がり、売りたい人が買いたい人より多いと株価は下がります。
株価に影響を与える景気の動き
- 景気とは、経済活動全般の動向を意味しています。経済の勢いが活発なことを「好景気」、その逆を「不景気」といいます。
- 一般に、景気が良くなると企業の業績への期待が高まり、株式を買いたい人が増えるので株価が上がる要因となります。
- 反対に、景気が悪くなると企業の業績にあまり期待できないので、株式を売りたい人が増え、株価が下がる要因となります。
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運用商品について知ろう|その4.
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債券
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金利が上昇すると債券の価格は下落します
債券とは、国や企業、地方自治体などが、投資家からお金を調達するために発行するものです。国が発行する「国債」や、企業が発行する「社債」などがあります。
債券価格と金利の動きは正反対
- 債券の価格は市場金利の動きに左右されます。
- 一般に発行時よりも金利が上がると、債券価格は下がります。反対に発行時よりも金利が下がると、債券価格は上がります。まるで、てんびんのように債券価格と金利は逆の動きをします。
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運用商品について知ろう|その5.
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外国資産
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外国の株式や債券を「外国資産」、
外貨で運用する商品を「外貨建て商品」といいます 円を外貨に交換して運用するため、各商品のリスクに加えて、為替相場の変動によるリスクがあります。外国資産で運用するときのポイントは「日本円だといくらなのか」をチェックすることです。円高になると、投資対象の国の通貨の価値が下がるため、資産評価額は下がります。円安になると、投資対象の通貨の価値が上がるので、資産評価額は上がることになります。 保有している商品の投資対象国や地域の通貨の動きに注意が必要です。
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運用商品について知ろう|その6.
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投資信託
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投資信託は、株式や債券での運用を専門家に任せる商品です 投資信託は、組み入れている資産(株式や債券など)の価値が上下することによって、運用成果(リターン)が変動します。専門家に運用を任せても必ず資産がふえるわけではなく、元本を下回るリスクがあります。
毎日計算される投資信託の時価を、「基準価額」といいます。購入時よりも基準価額が上がるとリターンはプラス(評価益)、下がるとリターンはマイナス(評価損)となります。
- 投資信託の購入、売却や保有状況は「口数(くちすう)」で管理されます。通常1万口あたりの価格で基準価額が表示されます。
- 保有資産を時価評価した価額のことを「資産評価額」といいます。投資信託においては、保有している商品の「基準価額」と「口数」によって計算されます。